1人目安藤さん④
織「安藤さんは、こういったマッチングみたいなものは、何回か経験されてるんですか?」
安「いや、初めてです。職場の友達がここでいい人に出会ったって言ってたので、私も、と思って」
織「へー、友達っていうのは、ドクターですか?」
安「そうです」
織「ドクターも、こういうのやるんですね!職場結婚っていうイメージでした」
安「職場恋愛は、、ないですね」
織「まぁ、、そういうもんなんですかね(笑)安藤さんは、何科なんですか?」
安「整形外科です」
織「へぇ。僕も独立する前は、病院の経営コンサル的なことをやってたんですが、整形外科っていうのはあんまりイメージないです。お仕事大変ですよね?」
安「おじいちゃんとか、かわいいんですよ。よしよーし、って言ったりなんかして。皮膚がデローンとかなったりするんでそれを(あとは聞いててもよくわかりませんでした)」
織「へぇ。あんまりイメージわかないですけど、なんかこわいですね(笑)」
安「いやー、おもしろいんですよ。皮膚がこう、デローン(同じ話)」
織「夜勤とかもあるんですよね?」
安「ありますよ。」
織「やっぱりそうですよね。生活リズム崩れません?」
安「まぁ、アレはあたりまえなので。」
織「将来的には独立とかは、されないんですか?」
安「それは絶対しない。病院にいる方がいろいろ見れるし、いろいろ楽しいし」
と、ズラズラ書いてしまったのですが、
てんやわんやで何を話せばいいかわからなかったのですが、
僕がたまたま会社員時代に、病院関係の仕事をやっていたので、あるだけの知識を振り絞って戦いました。
そんなわけで最初の方は、仕事の話で、それなりに盛り上がった、
はず、、
と自分では思ってます。。
1人目安藤さん③
「はじめまして!織田と申します!」
とはならず、
「はじめmsて、おdともうsまs。。」
嚙みっ嚙み。。
言ってなかったですけど、活舌めっちゃ悪いんです。
摩擦音って、むずかしいよね。
カ行とかサ行とか。
噛みまくります。
THE・嚙みです。
嚙み様、って呼んでください。
まぁ、そんな挨拶からはじまったわけですが、
なんとか、挨拶をしてたっぽいことはわかってもらえたようです。
やっぱり、言葉でなくてもバイブスがあれば伝わるもんですね('ω')
ちなみに、その後、一度も名前を呼ばれなかったような気がするのは気のせいかな。
「あ、安藤です」
活舌いいね~
きれいな発音。
っていうか、活舌が悪いのって、だいたい男だよね。
なんでだろ。やっぱ男って、頭悪いのかな。
緊張のあまり、ろくに相手の顔を見ることもできなかったのですが、
このあたりでようやく、フェイスを確認しました。
んー
そうね。
まぁ、
一言で言うなら
ノーコメント、
的な?
まぁね、
いいじゃん、その話は。
いや、決して自分みたいなブサイクとかブスという領域ではないです。
ちゃんと女性らしい方でした。
ちゃんと、ってなんやねん、っていうね。
まぁまぁ、人間中身ですし、
しかも、なかなか興味深い、お医者様ですから。
楽しんでいこうじゃあないの。
なにを話せばいいかわからず、
織「な、なんかこういうのって初めてなんですけど、緊張しますね(笑)」
安「え?」
織「あ、いや。こういうのって初めてなんですけど、緊張しますね。。」
安「あぁ。」
この後もずっとそうですが、
文字にしているのでしっかり会話しているように見えるかもしれませんが、
実際は、嚙み様の嚙みってるトークが炸裂しておりますので、
全然相手には伝わっておりません。
1人目安藤さん②
待ち合わせ場所は、マッチングサイト指定の居酒屋でした。
待ち合わせ場所15分ほど前に、その居酒屋に到着。
まぁ、すぐに入っても仕方ないので、しばらくぶらぶら。
ぶらぶらというより、緊張で死にそうでした。
仕事では、普段から飛び込みみたいな勢いで営業に回っているので
初対面の人と話すこと自体は慣れているはずなのですが、
やはり期待があるからなのでしょうか。。
営業の場合は、仕事がとれたとしても自分が忙しくなるだけなので、
契約が取れても取れなくてもどっちでもいいわ、というノリで回っているので必死さはあまりありません。
ですが、ビューティな女医さんが目の前に現れたら、
そういうわけにはいきません。
チャンスです!
好機!
CHANCE!
緊張するわ~
五分前になったので、そろそろと思い、居酒屋に入りました。
ってか、予約を名乗るの気まずい。。
完全に
「僕、婚活にきたよ。よろぴく☆」
的な感じになるわけです。
そういうセリフにはならないけど、
居酒屋サイドには、完全にそれが伝わってしまうわけで。
まぁ、それはここまで結婚をこじらせた自分が悪いので
受け入れます。
織:「あの。〇〇で予約してる、織田です」
店:「あ、あ。はい、こちらです」
こんなに深い意味を持った「あ」があるだろうか。
あ⇒あ、でた。かわいそうな非モテたちのお見合いね。はいはいはい。
まぁ、またひとつ大人の階段を上り、おじいさんのステージに近づいたところで
案内された席につきました。
まだ、お相手の方は到着されておりません。
「来るかな」
という気持ちをよそに、開始時間から5分ほど経過
すると、僕と同じように店員さんに案内されてくる女性がきました。
これが初めてマッチングした安藤さん(仮名)でした。
1人目安藤さん①
いいね!
が届いた!
いいね!
というね。
そんなわけで低身長ブサイク病の僕にもついに「あら、いいですね」と言われてしまったわけなんです。
確認してみると、年は3つほど上。
(この辺りは、過去の話になるので、もはや記憶は曖昧です。)
女医さんでした。
人生で女医さんなんて会ったことないですからね、テンション上がりまくり、というヤツです。
顔写真は、シュノーケリングをやっている時の写真だったので、まったくわからず。
ただ、美人に決まってます。女医さんですからね。
だって、女医さんと聞いてイマイチな人が思い浮かびますでしょうか。
僕は思い浮かびません(今なら思い浮かびます)。
というわけで、メンタルはバキバキにやられてしまいながらも、なんとか希望をつなぐことができました。
早速、いいね!を返し、マッチング成立です。
実際に会うまでは、日程調整以外のメッセージのやりとりができないシステムだったので、お話はできませんでした。
まぁ、それは仕方ないので日程を調整し、
お会いする日は、2週間後くらい決まりました。
初マッチングへの道
僕の強みはなんといっても、
年収!
これしかない。。
世の中的には、多分、いい方。
この当時、収入が月150万円くらいだったので、年収1800万円で登録(*^ω^*)
別に金持ちになりたいわけではない。
欲しいものもない。
低身長ブサイク病ゆえに、日の当たる場所を歩むことができず、
ただひとりで黙々と勉強して大学に入り、
ただひとりで黙々と勉強して資格を取り、
ただひとりで黙々と仕事をこなしてきました。
そうやってようやく得た少しだけ良い収入。
それは誰にも相手にされない低身長ブサイク病の少しばかりの抵抗。。
これで、低身長ブサイク病を克服することができれば、、
いや、
できる!
はずっ。。
そんな気持ちの揺れを抑えながら、
いいね!を押してみました。
というか、押しまくってみました。
が
反応なし!
無反応!
圧倒的無反応!
おそらく3,40人くらいに、いいね!をしたと思うのですが、
待てど暮らせど、なにもなし。
というか、足跡がつくだけ。
完全に
アウト!
圧倒的空振り!
恥ずかしい。。
死にたい。。
貝になりたい。。
身を投げる場所を探していると、
一通のメールが。
「いいね!が届きました」
マッチングサイトに登録
いろいろサイトをみてみると、
だいたいのサイトで求められるのは
写真を登録する。
まぁ、必須ではないようですが、
写真を登録しないと、実質論外みたいになるのでしょう。
そりゃそうですよね。よくわからんもん。
とはいえ、これは困った。。
そんな載せれる写真ないし。。
過去の写真をみてみると、1人で写っている写真はほとんどなく、
あったとしても、超ブサイクな写真だけ。(あっ、それは別の問題か)
とはいえ、仕方ないので超ブサイクな写真を1つ載せました。
そうすると、次はマッチングってやつです。
いいなぁ、と思う人に、「いいね!」なるものを送り、相手側で承認されると出会いに進むみたいです。
とりあえず、一通りプロフィールを埋めてからいろいろな女性のプロフィールを見てました。
美人な人、多いですね(^^;
もともと出会い系に懐疑的だったので、
正直、失礼ながら
そういうところで出会いを求める女性ってどうなんでしょう
なんて思ってましたが、全然レベル高いですな。
とはいえ、むしろ自分につり合うのか、という不安が募ってきました。
まぁ、そんなこと言ってても仕方ないので、
早速、いいね!しまくりました。
ネット婚活との出会い
最初からネット婚活に走ったわけではありませんでした。
出会い系っていうイメージが残っていて、
危険、というか、悪い人たちに騙されるイメージしかありませんでした。
それでも始めたきっかけは、数少ない(マジで少ない)友達でした。
出会いがなくなっていたことに気がついた低身長ブサイク病の織田さんは、
とりあえず、友達に相談しました(と言っても、ゴルフに行ったついでに愚痴っただけですが)
そうすると、3人中2人は、ネットで彼女を作っていたとのこと!
マジか!こんな身近に!2人も!
「結構いいよ」
と言われて
あ、そんな出会いって悩むものじゃなかったのかも
と思い、帰ってから早速調べてみることにしました。
今思えば、後悔はしていませんでしたが、
甘く考えすぎていました。。
そう。なにせこの2人は、
高身長イケメンだったのです!!
そんなことにも気づかないハダカの織田さんは、すぐに彼女ができることを想定して、いくつか登録してみたのでした。。